鬱をチェックする方法｜自分の身を守るための方策

簡単な精神状態の診断

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本来の自分を取り返そう

ここのところ、ニュースなどで「自殺」という言葉を聞く機会が多くなっています。原因は人により様々ですが、その中でも大きな割合を占めるのが「鬱」です。WHOによると世界の自殺者のうち鬱を患ってた患者は３０％にまで上ります。自分を追い詰めすぎ、悲しい結末を迎えてしまった方々はこの世の中には少なくありません。「自分は生きている価値などない」などと考え、「死」への魅力を感じたことのある方、及び身近にそのような方がいらっしゃる方はぜひとも以下の簡単なチェックを利用してみてください。まず、悲観的に考えやすい鬱を患っている患者の多くは、極度に悲観的な考え方を持ちやすいと言われています。何か物事があるとすぐに悪い方の可能性を考えてしまったり、「どうせ」という言葉を多用したりしている方は鬱になりやすいです。時によりネガティヴ思考は慎重な考え方であり大事ですが、極端なネガティヴ思考は心に常に不安の種を植え続け、精神的に悪影響を及ぼします。この傾向がある方は、日頃からポジティブに物事を捉えることを心がけましょう。次に、とことん自己評価や自己肯定感が低いという方は要チェック。「謙虚である」というレベルをはるかに通り越して自分に対する評価が低いというのは、裏を返せば「自分がいなくとも大丈夫である」という考えに基づいています。この状態は、子供の頃に親に愛情を十分にもらえず、自分に対して自信が十分にないという方が陥りがちです。これにあたる、と思う方は自分が絶対他人には負けない事柄を一つ（趣味でも良い）作ることによって、「この事柄は自分だけができる」という自信を得ることが大切です。さらに、漠然とした不安を感じる不安という感情は精神に対して負の影響を与える感情の代表ともいえます。心の中に「不安」が存在していると、物事にも集中しづらくなります。不安の種が大量に心に植えつけられると、その人は常に心を削られてゆくことになります。これの対処方法は、不安を心から根こそぎ取ることです。自分は一体何に怯えているのか。自分は何に対して不安を感じているのか。紙に書き出したり、声に出して自問自答したりすることによってまずは不安の形を明確にしましょう。一旦どのようなものであるかがわかれば、「それ」を排除することは簡単です。「死」に対する魅力を感じる「死にたい」と一度でも思ったことのある方はチェック必須です。人生に行き詰まり、進むべき道のりが見えなくなってしまった時、人はふと、すぐそこに「死」というとても近い道を見つけることがあります。しかし、それは同時に「諦め」であり「降参」です。「死」という道しかない、ということは絶対にないのです。仕事を辞めても、離婚したとしても、人間は生きていくことができるのです。そして、生きている限りは新しい道が開けます。「死にたい」と思うことがあっても、必ず「生きていればいいことはある」という考えを捨てないでください。今までやってきたことは、絶対にどこかで役に立つ時がくるのです。以上が主なチェック一覧です。この中で当てはまるものが一つでもある方は、対処法を見つけるためにも周囲の人や専門家に頼りましょう。自分ではチェック項目を見てみても、正確な判断ができないこともあります。そういったときに不安なままでいるよりは、専門家の客観的な判断を仰ぐべきです。医師の見つけ方や薬の利用方法など、必要なことは何でも調べて、質問してみることが大切なのです。

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